「私たちは可哀そうなんかじゃ、ありません!」
この言葉が印象的だった
息子の高校の卒業式を先日終えてきました。
卒業式よりも、
式後の学年主任の先生の話に
鼻水グジュグジュにしてきた、パー子です。
無事、息子が高校を卒業しました。
第2ボタン、
ついたまま帰宅しました。
なんてことだ!オトンは、
袖のボタンまで全部無くなったぞ(←ほんまかいッ!)
なんてことだ!オカンは、
セーラー服だったから名札あげたよ!
ちょ…ちょ…君のボタン…
全部残っとるやないかーい!
と、両親のウザウザ発言も安定のスルー。
思い返せば3年前、
新型コロナウイルスの感染が広まって
中学の卒業式の開催さえも
危うかった、あの日からはや3年。
この学年の子ども達の高校生活は
完全なるコロナから始まりました。
入学式の翌日から
緊急事態宣言が発令されて
約2か月の休校。
緊張しながらも楽しみに
胸を弾ませていた高校生活もはじまらなかった。
学校生活が始まってからも
私語は控え、昼食も黙食。
合唱コンクールも運動会も
学園祭も修学旅行も部活動のイベントも
中止や縮小されてしまった。
3年間ずっとマスクを外すことなく
終わってしまった高校生活。
私は最終学歴が高校なので
私は高校時代ってすごく楽しかったんですよね。
学校で遊びまくってバイトしまくって
夜遊びしまくって、スーパーミラクルウルトラ楽しかった。
だから、コロナの影響で
本来楽しかったはずの高校生活…
本当はできるはずだったことが
全然できなくて、
高校生活、楽しめたのかな…
それが何気に心配だったんですよね。
彼らは、コロナ真っ只中に
高校生活がはじまって終わるもんだから
校長先生の話も
在校生代表の話しも
卒業生代表の話しも
コロナ・コロナ・コロナ。
本当に制約の多い中で
高校時代が終っちゃった、彼ら。
なんかすごく切なかったです。
卒業式が終わったあとに
3年間お世話になった
学年主任の先生が話してくれたのですが
彼たちが卒業式に歌った校歌は
彼たちにとって最初で最後の校歌斉唱だったそうです。
全員で歌った、
最初で最後の校歌…。
なんかもう、
すごく切なくて切なくて切なすぎて。
母さん、うぅぅぅぅ…ってなってました。
3年生になってからは
コロナと共存しながら少しずつ
行事も復活してきたのですが
先生方も、何とかしてあげたいけど
何もできない状況を
本当に申し訳なく思っていたそうです。
かわいそうな子どもたち、
そんな目で見ちゃいますよね、やっぱり。
親も、先生も
世の中全体が今の時代の
子ども達が可哀そうだと。
でも、あるときオンラインで集会で
当時の生徒会長がこんなことを言ったんですって。
コロナの影響で何もできない。
色んな事が中止になって
色んな事が縮小されて
あれもだめ、これもだめ
色んな制約がある。
やりたいことができなくて
色んなことを我慢しなくちゃいけなくて。
でも、
/
私たちの高校生活はここにしかない。
\
って。
先生は、そこで
はっ!と気づかされたそうです。
あれもダメ、これもダメ、
ダメだから仕方がないではなく
変えられない、どうしようもないからこそ
今しかない、この子達の高校生活で何ができるか
どうすればできるかを考えていこうと。
そして子ども達は、
数々の制約のある中で
前例のない
このコロナ禍の高校生活で
今、ここにしかない高校生活を
充実したものにするべく
工夫して創造できる力を身につけた、と。
この子たちは可哀そうな子ども達ではなく
クリエイティブな子どもたちです!
そんなようなことを、おっしゃってくれました。
もちろん、子ども達には
やりたかったこともあるだろうし
出来なかったことも多かったと思う。
いっぱい、我慢だってしたと思う。
でも、チャンスなんていくらでもあるし
これからの人生で経験すればいいですし
きっと、どんな逆境でも
乗り越えていける子たちだなんだろうと思う。
私は、「置かれた場所で咲く」という
言葉が好きなのですが
先生のお話しを聞いて
子ども達は、置かれた場所で
ちゃんと咲けてたんだなっと
ポッと嬉しくなりました。
正門の前でめちゃくちゃ楽しそうに
写真を撮り合う卒業生たちの、息子の笑顔をみて
母さん、うぅぅぅぅ…ってなってました。
そして思いました。
ちょっと前までバブバブ言ってた
18歳の高校生でさえ「置かれた場所で咲く」ために
今の環境で何ができるか、どうすればできるかを考えて
それを実現させてきてるのに
親である私が
大人である私が
社会人である私が
ピーピー泣き言を言って
言い訳してるんじゃないよっ!って
なんか喝が入りました。
本業があるからって、なんなのさ。
子どもがいるからって、なんなのさ。
家事もしなきゃだからって、なんなのさ。
俺さま旦那だからって、なんなのさ。
できない?
無理だ?
時間がない?
はぁ?だから何なん。
コロナ禍という逆境の中でも
子ども達は、置かれた場所で咲いてきた。
しかも彼らは自分じゃどうにもできない逆境の中で
必死にもがいて花を咲かせてきた。
それに比べて、私ってば…。
私が置かれてる環境といったら
自分でどうとでもできることが沢山ある場所。
パソコン転売が楽に稼げるもんだからって
ちょっと甘えてる自分がいました。
私が置かれている
今の環境下で稼ぐには
パソコン転売が、
最強であることに変わりありません。
でも、私が置かれているこの場所で
「より」花をポンポン咲かせるためには
ひきしめなきゃいけない部分が多々あります。
(お腹も含めて)
ピチピチの18歳になんて負けてられねーぜ!!!!
花、咲かすぞぉぉぉーーーーーーーーー。
ってことで、ちょっと気持ち奮い立たせて
深夜1時過ぎに、この記事を書き終えました。
なかなか、眠い。
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